ディーゼル燃料の軽油は凍る 軽油の種類 寒冷地へ行く人注意

2019年2月16日土曜日

ディーゼル 軽油 趣味 燃料

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これからの季節ディーゼル車で寒冷地へ行く場合に燃料の種類に注意

最近ディーゼル車の乗用車が増えてきました。
比較的暖かい地区の人が、マイナス1度以下の世界へ、
翌朝エンジンがかかってもすぐに止まってしまう・・・
こうなる人が増えています。

軽油は種類によって凍るから

ところが皆さん知らずにそのままの軽油でスキー場に行ってしまいます。昔はディーゼル=商用車(トラックなど)だったので常識でした。例えば東京から新潟に配送に行くときは、ドライバーは途中で給油するように残量を調整したりしていました。タンクに水が入っているわけではないので、燃料添加剤や水抜き剤(ほとんどIPA)は効果がありません。

軽油には種類がある
このように軽油の種類によって凍る温度が違います。
項目種類
特1号1号2号3号特3号
引火点℃50以上50以上50以上45以上45以上
蒸留性状90%留出温度℃360以下360以下350以下330以下※1330以下
流動点℃+5以下-2.5以下-7.5以下-20以下-30以下
目詰まり点℃-1以下-5以下-12以下-19以下
10%残油の残留炭素分質量%0.1以下
セタン指数※250以上50以上45以上45以上45以上
※出典JXTGエネルギーホームページより
今自分の車に入っているのは何号軽油?
関東の大体の目安を書きます。東京を中心に埼玉、千葉、神奈川、群馬南部、栃木南部、茨木南部は一部スタンドを除いて1~2号軽油です。
12月から2月位まで雪国へ行く街道沿いは3号軽油になるスタンドがあります。
東北や北海道などは、スタンドのほうで季節によって変えてくれていますのでユーザーが意識することはありません。


実際何度から凍るの?
これは環境によって変化が多いので判断が必要です。
実例を書きます。
1号軽油で12月にマイナス1度くらいでしたが、強風の中で駐車しておいて夕方帰宅しようとしたら、走り出して1分で回転が下がり停車。おそらくタンクから燃料パイプの中の軽油がスムージーみたくなっていたと思います。
その後、再始動できアイドリングは可能だったのでエンジンが温まり車体が暖かくなったら、少し溶けて動くようになりました。高速道路だったら大変でした。

先ほどの表の目詰まり点温度は、気温との対比ではない

風が当たれば、気温が0度でも体感は寒いのと一緒です。
高速や強風など使用環境に応じて給油場所を計算しましょう。高速道路のスタンドも聞いてみてから給油したほうが良いです。


軽油の種類での走りの変化
通常の走行をしている限りほとんど変化は感じません。
ガソリンでいうオクタン価にあたるセタン価が2号軽油以上は下がります。ちょっと今日車が重たいなーくらいに感じる人もいるかと思います。最近のハイプレッシャーターボの乗用車ディーゼルはトルクがあまりまくってますから、まったく問題ありません。
BMW320dでの実測でも冬季間燃費は変わりません。
燃費計は16.5km/L→16.4km/L
ですが、暖気運転が多いからか区別がつきません。マツダディーゼルのユーザーさんいかがですか?
昔1800ccのノンターボディーゼルワゴンにのっていたときは、いつも全開で他車の流れに乗る感じなのですぐわかりました。


他の対策
軽油には、その時入れればいい不凍剤が売っています。
パワーアップジャパン株式会社

価格は500ml 軽油500Lに一本でOK
通常1800円くらいです。半分の200mlもあります。
年に一回の雪国訪問でしたら、こちらで十分かもしれません。

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